ワタシノオト

つれづれなるままに。

50歳

今年50歳になる。50代と言っても状況は人それぞれだろうけれど、一般的には、定職についている人ならそれなりの地位にあったり自分なりの仕事との向き合い方を確立していたりして、子供は手を離れつつあり、プライベートでは少しずつ自分の時間を確保できるようになってきた、というところだろうか。

 

私はといえば、出産を機にフリーランスになって18年。波はあるけれど、ここまでフリーでやってこれたのは運によるところが大きい。もちろん自分ではそれなりに努力や工夫もしてきたけれど、結局は運やちょっとした巡り合わせがなければ続けられていないと思う。

 

一人息子は高2になる。一人立ちまではまだまだだけれど、生活面でかかる手間はここ数年でぐっと減った。これから必要なのは、やっぱり(私の)精神の安定と健康、そしてお金だよね...

 

論語で40歳を「不惑」というのは有名だけれど、50歳は「知命」と呼ばれるそう。「天命を知る」こと。天命は大げさだけれども、これからは自分がすべきと思うこと・したいと思うことに自分の時間を費やすようにしたい。人生100年時代といっても、どう考えても残り時間の方が少ないのだから。

 

これまでの人生の中で、何の気なく思いつくままに大小さまざまな石を拾ってポケットに詰め込んできた。でも、重くて歩きづらくなってきた。なので、不要になった石やもともと必要がなかった石は全部捨ててしまって、身軽になろう。余裕があれば、自分が気になる石や好きな石を改めて拾ってもよい。いや、むしろ積極的に拾いたい。捨てたくても捨てられない石もあるだろうけれど、それは最小限に抑えつつ --- なんとなく思い浮かべている理想の50代のイメージ。