ワタシノオト

つれづれなるままに。

更年期に思うこと

先日このようなひとりごとを書いた。

landbean.hateblo.jp

50歳になるということはつまり、更年期真っ最中ということでもある。

 

自覚している更年期らしい症状は、ホットフラッシュ、動悸、気分の浮き沈み、寝つきの悪さ、体重増加(減りにくさ)ぐらい。しかも、寝つきの悪さを除き、常時ではなく波がある。なんとなく気になってネットなどで体験談を読んでいるが、どこかが痛むとか寝込むような症状はないので、(今のところ)軽いほうなのではないだろうか。

 

それでも、気分の浮き沈みが激しくて嫌になることはある。

 

イライラだったり自己嫌悪だったり妬みだったりひがみだったり、あらゆる負の感情が突然わいてきて、そんな自分にまた落ち込んでしまう。しばらくして気持ちが落ち着いてきても、ふとしたことでまた負の感情がじりじりとわいてくる。

 

でもこれって、更年期のせいなのだろうか?

 

たとえば先日、友達と会う約束がキャンセルになった。約束の日までは1週間あったし、海外に住む彼女はこのコロナ禍の中で数年ぶりにやっと里帰り帰国ができたところだから、何かやむを得ない事情があったのだと思う。理性的に考えると。

 

でも、キャンセルの連絡を受けて一番に沸き上がった感情は怒りとひがみの感情だった。

 

メールを一本くれただけで詳しい事情も書かれておらず、「キャンセルさせて。ごめんね」だけの内容だったので、いくら友達でも失礼ではないか(怒り)と。そもそも、メールには書けないようなキャンセル理由(そもそも私にはたいして会いたくなかった)だったのではないか(ひがみ)と。

 

そしてこの負の感情が収まってきたとき、今度は自己嫌悪で落ち込んでしまった。

 

頻繁に会うわけではないし特に親友というわけでもないけれど、友人は誠実な人だということはよく知っている。おそらく、何か急用ができたとか予定が変わったとか、そういことなのだろう。事情を説明する余裕がないくらいの事態なのか、はたまた私がそれほど気にしないとシンプルな連絡で済ませたのかもしれない。マイペースな子だし。

 

そして万が一、本当に万が一、彼女が私をないがしろにした結果のキャンセルだとしても、私が怒りや妬みを感じる必要はない。縁を切ればよいだけの話。

 

昔から私にはこういうところがあるので、更年期だけのせいではないとは思う。でも、ここ数年悪化している気がするのは年齢とは無関係ではないのだろう。80歳になった実家の母と話していても、ずいぶん視野が狭くなったな、思い込みが激しくなったなと思うことがあるけれど、自分も他人ごとではないのかもしれない。