ワタシノオト

つれづれなるままに。

環境に恵まれるということ

先日、プロ野球でロッテの佐々木朗希投手が28年ぶりという完全試合を達成した。連続奪三振記録も同時に更新した素晴らしい記録。当日、現地で見ていたファンは鳥肌ものだったろうな。

 

このような偉業を達成できたのは、もちろん本人の努力の賜物だけれど、それだけではないとも思う。一言で言えば「環境に恵まれた」ということ。

 

高校時代の監督は、故障を危惧してエースの佐々木を県大会の決勝で投げさせなかったという。まだ1人のエースが連投することが美談のように語られる日本の高校野球の世界では勇気の必要な決断だったと想像できる。そしてロッテに入団してプロになってからも1年目は体づくり、2年目に本戦デビュー、そして3年目の今年先発ローテと、大事に大事に育てられているように見える。

 

でも、環境に恵まれるって、生まれもってのものだけではなく、実は本人が無意識にそういう方向に動いていることが大きいとも思う。

 

佐々木投手の場合は、高校進学時に県内外からの誘いもあったものの、小学生の頃に東日本大震災の被害を受けて引っ越した先の大船渡で甲子園を目指すことにしたそう。津波で野球の道具などが流されてしまったときに、大船渡高校の野球部が道具を貸してくれたことに感謝して地元から甲子園に行きたいと思ったと(テレビの何かの番組で見た)。

 

自分のタスクに集中する+周囲への感謝を忘れないことで、結果的に良い環境に身を置ける確率が上がるということなのだと思う。肝に銘じなければ。