ワタシノオト

つれづれなるままに。

わんこのこと - Rainbow Bridge

我が家の大切な大切な愛犬が15歳5か月で虹の橋を渡りました。

犬を飼っている人には有名な詩があります。葬儀場でもらった書類の中にも入っていました。

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オリジナルの英語の詩では橋のふもとに行くそうだけれど、犬飼いの間では「わんこが虹の橋を渡った」という表現をよく使います。わんこが虹の橋を渡る様子はとても微笑ましいので、私は橋を渡ったと思うことにします。いずれ、私がそちらに行ったときに会えるはずなので。

長い間、心臓、肝臓、腎臓に病気があり、晩年は脳にも病気を抱えながらも、たくさんごはんを食べ、家族に癒しと幸せをもたらしてくれる、可愛い自慢のわんこでした。

落ち着いてみると、自宅で最期を迎えられたのは本当に良かった。食べられなくなってから3日、あっという間に逝ってしまいました。また何かあったときのためにと細かく記録していたので、彼女の最期の頑張りを忘れないよう自分のために残しておくことにします。

 

 

 

7月16日(水)

朝、わんこの具合がおかしくなった。脚(特に後ろ脚)がまったく立たず、起き上がれない。昨晩少し吐いているし、家族によると私が寝た後も少し様子がおかしかったらしい。慌てて動物病院に連絡し、状況を説明して様子を見てもらった後、血液検査、心臓等のエコー検査を受けた。

血液検査は数週間前にやってもらった時点から大きな悪化はなく、久しぶりに検査した心臓はかなり悪化していた。このままだと腹水の心配があるそう。また、脾臓にある腫瘤が破裂した様子はないので、出血が起きているというわけではないらしい。総合的に、今回の症状はこれらの病気と関係なく、脳の発作が(恐らくここしばらく続く低気圧の影響で)起きかけているのではないかとのことだった。

前にも書いたように、高齢のためわんこの負担になる検査(MRIなど)はしないことにしているので、病院でできる処置はなく、今飲んでいるイーケプラという発作止めを多めに飲ませることになった。これまでは1/2錠を8時間おきに1日3回だったけれど、発作が起きそうな様子を見せたら3時間以上あいていれば3倍の量まで飲ませて大丈夫とのことだった。結局、深夜までに4回飲ませた。

病院から帰宅後はほとんど寝ていた。たまに起き上がろうとするもののそのまま倒れてまた寝てしまう。薬が効いているのだとは思うけれど、食いしん坊の我が家のわんこがごはんを食べれず水も飲めていないのがかなり心配。朝はちゅーる的なおやつは食べていたけれど、夜にかけてあまり食べなくなってしまった。

低気圧、早くいなくなって。

 

7月17日(木)

わんこの体調は芳しくない。

それでも、何か食べてほしくて最寄りのペットショップで愛犬の好きなウェットフードや介護用フード、介護用スポイトなどを購入してきた。わんこはほぼ寝ていて、ふと起きると前発作のような症状を見せる。発作の合間を縫って、スポイトで介護用ゼリーを飲ませたり、ちゅーるタイプのおやつをなめさせたり。昨日はまったくフードを食べなかったけれど、今日は1日量の1/4ほど食べることができた。

発作止めの薬を飲ませるときに、誤ってわんこに指をかまれてしまった。家族が心配するので明日病院に行こうと思うけれど、何科に行けばいいのかな?

 

7月18日(金)~7月19日(土)

わんこが虹の橋を渡った。18日の朝10時頃。

18日は私がわんこ当番(わんこと一緒にリビングで寝て様子を見る係。夫と1日交代)だった。1時頃にわんこが発作を起こしかける様子で目を覚まし、ミダゾラムという発作止めを鼻に噴霧。落ち着いたところで、念のためイーケプラを半錠飲ませた。錠剤をのませるにはちゅーるタイプのおやつを食べられないと難しいのだけれど、なんとか食べてくれたのでよかった。

3時半。うとうとしていたところ、また発作を起こしかけてる。いや、足がバタバタしていたのでもう起こしていたのかもしれない。慌ててミダゾラムを噴霧。とりあえず落ち着いて寝てくれた。でも震えがあり、息が荒い。記憶が曖昧だけれど、この後、舌をぺろぺろしていたので何か食べたいのかと、スポイトでゼリーを口に含ませてみた。だいぶこぼれてしまったけれど、ごくんとひと飲みしてくれた。ちゅーるタイプのおやつも少しなめた。これなら、落ち着いたらウェットフードも食べるかもと少し期待を持つ。

5時。発作ではないけれど、また起きて少し落ち着かない様子なので抗不安薬(ドラゾドン)を飲ませた。息苦しい様子が顕著になる。

しばらくして家族が起きてきたので、それまでの経過を説明。病状が悪化しそうな予感があったので、朝10時納品の仕事を早めに納品。これで手持ちの仕事がなくなったので、落ち着いてわんこに集中できる。

8時10分。また発作を起こした。ミダゾラムを噴霧。息がどんどん荒くなる。呼吸数を計測すると、1分間に60~80回程度。発作の後に特に荒くなるらしく、100回くらいになるときもあった。ミダゾラムの残量が少なくなったので、動物病院が開き次第、夫に薬を取りに行ってもらった。

9時40分。夫が動物病院から帰宅。その少し前から発作を起こしかけていたので、夫の帰宅とほぼ同時にミダゾラムを噴霧。発作そのものは治まったように見えるけれど、呼吸困難がさらに悪化。脳の発作が心臓に負担をかけているのかもしれない。もう何もできないので、夫とふたりで声がけをしながらわんこの身体を撫で続けた。そして10時頃、息を大きく吐き出すように見えた後、呼吸が止まった。私が一番に感じたのは悲しみではなく、もうこれで苦しくない、よかった、という安堵の気持ちだった。

動物病院に電話をして状況を伝えたところ、病院で診てもらうことになった。素人の目からみてももうダメなのはわかるけれど、1歳の頃から診てもらっていた先生なので、最後に診察してもらえるのは嬉しい。タクシーを呼んで夫と二人で病院へ。

すぐに処置室へ通され、わんこを見てもらった。ペットキャリーから出した時に、おしりから大小が漏れていたことに気づく。きっと移動中に出てしまったのだろう。ここ数日便秘をしていて心配していたので、あ、よかった、出た、と思ってしまった。さまざまなチェックをしてもらい、最終的に死亡が確認された。夫も私もぼーっとしていると、裏できれいにしてあげてきますね、ちょっとお待ちください、と獣医師さんとスタッフさんに声を掛けられた。

なんだか現実感のないまま処置室でわんこを待つ間、この後どうしたらいいのか、という今後の話と、やっぱり朝病院に連れてくればよかった、いや、連れてきていたら最後に会えなかったかもよ、などという話をする。その後、きれいにしてもらったわんこが真っ白なバスタオルにくるまれて戻ってきた。ただ寝ているだけみたい。さっきまであんなに苦しそうだったのに、やっぱりこれでよかったんだ、と思う。慌ただしく先生やスタッフさんにご挨拶。また後日落ち着いて挨拶にこようね、と夫と話す。

帰宅して、ネットで調べながら(実はしばらく前から私は調べていたのだけれど)わんこを寝かせて体勢を整え、ありったけの保冷材で体を冷やす。病院でパンフレットをもらってきたペット葬儀の業者さんに電話をして空き状況を確認。実は今日、息子はどうしても外せない予定があり、わんこを心配しながら早朝に出かけていたので(この点だけが心残り)、息子の予定を確認してから葬儀の日程を決めることにした。そのほかにも通常の家事やわんこの汚れものの処分などをしていると、悲しむ間もなくあっという間に時間が経つ。

息子が帰宅し、葬儀は21日の午前中に決まった。プランを決め、必要なものを聞いてメモ。わんこの遺体は葬儀まで家で保管してよいとのことなので(葬儀の日がもっと先だと施設の安置所で預かりになるらしい)、保管方法を確認。ネットではドライアイスを使うことがおすすめされていたけれど、強すぎてわんこの身体を傷めてしまうことがあるそうで、冷房を強めにしてこまめに保冷剤を交換するとよい、という葬儀業者さんのアドバイスに従うことにした。段ボールにタオルなどを敷いてわんこと保冷剤を入れると保冷効果が高まるそうで、夫がわんこのサイズに合わせて段ボールのベッドを作ってくれた。保冷材を直接わんこにくっつけると濡れてしまうので、間にタオルを挟むとよいという知見をネットで得る。

段ボールベッドに入れるだけだとなんだか寂しいので、お花屋さんに行ってお花を買ってきた。事情を説明して、花瓶に入れなくても3日くらいもつものを、とお願いしたら、色々と工夫して可愛らしい花束を作ってくれた。半分は段ボールベッドに、もう半分は花瓶に入れてわんこの枕元に。大好きだったおやつやフードも。

私は昨晩の寝不足がたたり、早めに就寝させてもらったけど、結局、朝4時に目が覚めてしまった。わんこのところに行くと、寝る前に見たときと同じまま段ボールベッドに収まっていて、本当にただ寝ているだけのように見える。鼻息が聞こえる気がする(鼻ぺちゃ犬なので、普段から鼻息が荒かった)。保冷剤を取り換え、頭を撫でてみると、すっかり冷たくなっている。昨日はまだここまで冷たくなくて、ああ、やっぱり死んじゃったんだ、夢じゃなかったんだ、と涙が出てきた。

眠れなくなったので、そのままわんこのそばでドラマをまとめ視聴したり、花の庭に水をやったりした。いつもなら、朝一でわんこをトイレに連れて行き、オムツを交換してからごはんを食べさせ、お薬タイム。もっと若い頃は、お薬タイムの代わりにお散歩タイムだったね。早起きし過ぎて時間があり、スマホに入ったわんこの動画を見ながらまた涙ぐむ。

当たり前だけれど、夫も元気がない。二人で、今やらなくてもいいわんこの荷物の整理を始める。いらないもの、誰かにあげられるもの、病院に返すもの等に分別。たぶん、何かやることがあった方が気がまぎれるという気持ちは一緒なのだと思う。夫はまだ足りなかったらしく、大型ラグをコインランドリーに洗いに行っていた。

午後、動物病院から可愛らしいアレンジメントが届いた。思いがけず、とても嬉しかった。家族以外にわんこの死を悼んでくれる人たちがいるということが。

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7月21日(月)

ペット用の葬儀場でお葬式をあげてもらった。家族全員で参加できてよかった。息子は来週には短期留学に出かけるので、タイミングによっては息子は立ち会えなかったことを考えると、わんこはそのあたりにも配慮してくれていたのかなと思う。本当にいい子だね。

遺骨を自宅に連れて帰り、また色々とわんこの物を整理したり、動物病院へのお礼や返却物を用意したり。今は片付けに集中できるけれど、やることがなくなったら、どうしたらいいんだろう。

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