ワタシノオト

つれづれなるままに。

2024-02-12: 息子への言葉を飲み込んだ理由

大学受験のスケジュールを半分程度こなした息子。先日、受験会場に水筒を忘れてきたらしい。

これについて、イラっとした点がふたつ。

一つ目は、大して悪いと思っていなさそうなこと。息子は割としっかりしている方だとは思うけれど、忘れ物やなくしものが(比較的)多い。道端で眼鏡をなくすとか、お弁当をランチバックごとまるまるなくすとか、これまでも何回かあった。

なのに!「水筒、置いてきちゃったの?」と聞いても「あー、わかんない」「多分そう」「覚えてない」としれっとした態度。最後には「電話して聞いてみる?」と、まるで他人事。

そしてこの「電話してみる?」が二つ目のイラっとポイント。

普段通っている学校や塾ならともかく、受験本番の会場なのに、電話して聞いてみる??忘れ物専用電話なんてあるとも思えないから、代表とか受験専用の番号にかけるよね?受験期間なのだから、受験に関するもっと重要なお問い合わせが多いだろうに、水筒の忘れ物なんかで担当者に余計な手間をかけるの?大学がどれだけ広いか、実際に行ったんだからわかるでしょ?

と、ここまで私の心の声。

実際には「電話はいいよ...」「え、いいの?」「古い水筒あるから...」で終わった。かなりモヤモヤしていて、今もまだモヤモヤ中。

その場で息子に心の声を伝えなかった理由は三つ。

1) 自分がちょっと感情的になっていたので、きつい言い方になりそうだった。

2) 息子は意外と素直というか打たれ弱いので、きつく言われたら多分気に病む。そしてまだ受験スケジュールは終わっていない。余計なストレスをかけたくなかった。

3) 「受験シーズンの学校にそれほど重要でない忘れ物の問い合わせなどすべきでない」という考え方は私個人のもので、もしかしたら世の中的には「気にし過ぎ」という評価かもしれない。

ベストな対応は、"その場で" "穏やかに" 息子に私の考えを説明し、次回から注意するように伝えることだったと思う。息子としても、買ってもらった水筒を紛失して悪かったという気持ちも(多少は)あったのかもしれない。「担当者の人に迷惑がかかるでしょ!非常識!」みたいなトーンではなく、大学に水筒ひとつの忘れ物について問い合わせても担当者につながるまでに時間かなりかかると思うので、相手にとっても私たちにとっても時間の無駄になる可能性が高いというアプローチで伝えてもよかった。と、後から考えた。私はいつも、後になってから色々と考える。その場で適切に対応できる大人になりたい。